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aspec7's garage

エンジニア生活の中で学んだことの備忘録

LeSSを知る

Agile Scrum LeSS

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LeSSとは?

Large-Scale Scrum。
通常のScrumでは小規模、それも1チームにフォーカスした内容が中心となっており、規模を拡大させて複数チームにスケールさせた場合には、色々と工夫が必要になります。
LeSSは、そのような工夫や試行錯誤したノウハウを整理して定義されたものですが、ベースはあくまでScrumとなっています。

私も非常に興味を持っており、その内容を把握すべく、まずは軽く要点だけまとめていきたいと思います。
(ミスリードもあるかもしれませんが、、)

公式サイト

http://less.works/

中心人物

Introductionから抜粋

特徴

  1. 軽量
  2. 理解が容易
  3. 実践は困難

これはScrumと同じですね。
Scrumをそのままベースにしていることが伺えます。

主な実績

  • Ericsson & Nokia Networks
  • JPMorgan and BAML
  • ION Trading
  • bwin
  • Valtech India

ワールドワイドなプロジェクトでの実績もあるということです。

LeSSの考え方とテーマ

  1. LARGE-SCALE SCRUM IS SCRUM(LeSSはあくまでScrumである)
  2. TRANSPARENCY(透明性)
  3. MORE WITH LESS(なるべく少ない労力で、なるべく多くの成果)
  4. WHOLE PRODUCT FOCUS(一つのプロダクトとして見る)
  5. CUSTOMER CENTRIC(顧客を中心とする)
  6. CONTINUOUS IMPROVEMENT TOWARDS PERFECTION(完成へ向けた継続的改善)
  7. LEAN THINKING(リーン思考)
  8. SYSTEMS THINKING(システム思考)
  9. EMPIRICAL PROCESS CONTROL(実証に基づいたプロセス制御)
  10. QUEUEING THEORY(待ち行列理論)

LeSSの骨格とも言える考え方やテーマです。
LARGE-SCALE SCRUM IS SCRUMとある通り、あくまでScrumであると強調されてますね。

2つのフレームワーク

  • LeSS(basic LeSS)
  • LeSS Huge

大勢の規模によって、2つのLeSSが用意されています。
規模の小さい方がbasicです。

LeSS(basic LeSS)

2-8チーム。
統括的なプロダクトオーナー。
プロダクトオーナーは、全チームのための1スプリント分のプロダクトバックログを管理する。

Hugeへスケールするポイント

8チームというのは、LeSSにするかLeSS Hugeにするか判断するためのマジックナンバーではない。
幾つかの判断ポイントとして、下記の様なものがある。

  1. 統括的なプロダクトオーナーが、プロダクト全体を把握しきれなくなっている
  2. プロダクトオーナーが、内外とのバランスを取れなくなっている
  3. プロダクトバックログが大きくなりすぎて、一人では管理しきれなくなっている

LeSS Huge

8チーム以上(1プロダクトあたり1,000 〜 2,000名程度まで)

LeSSを構成する要素

Scrumとほとんど同じですが、Scrumでは、Development teamと表現されていたものがFeature Teamになっているなど、いろいろ新しい要素も入っていますね。

ロール

  • プロダクトオーナー(統括的な役割として)
  • フィーチャーチーム(2-8チーム)
  • スクラムマスター(チーム数に合わせて何人か)

成果物

  • リリース可能なプロダクトインクリメント
  • 1つのプロダクトバックログ
  • 各チームのためのスプリントバックログ

イベント

  • スプリントプランニング1
  • スプリントプランニング2
  • デイリースクラム
  • プロダクトバックログリファインメント
  • スプリントレビュー
  • レトロスペクティブ
  • オーバーオールレトロスペクティブ

総括

Scrumを実際にスケールさせると、複数チームがうまく機能するために情報共有や目的の共有、プロダクトオーナーが複数チームとどのように関わっていくべきかなどScrumには定義されていない課題が色々出てきます。
LeSSにはそれらに対してどう向き合っていくかといったことが、定義されているようです。
次回以降、細かいところをまとめていきたいと思います。