aspec7's garage

エンジニア生活の中で学んだことの備忘録

コミュニケーションを悪化させる四毒素を知って、関係の質を高めよう!

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以前参加したすくすくスクラムに参加し、「チームの成長を阻害する四毒素を探求する!」にて学んだことが役に立っているので改めて整理しました。 「チームの」とはいえ、コミュニケーション全般に役に立つ内容です。

「チームの成長を促進する」ために必要な要素

  1. 個々人の成長促進
  2. 関係性の質を高める
  3. 肯定性を高める

個々の人の成長促進

人の成長にはIQ面だけでなく、ESI面も必要です。

IQ(知能指数)面

「技術」に関する知識や応用によるものです。

ESI(感情的/社会的知性)面

他者と協力して目標達成を目指すことです。

関係性の質を高める

ダニエル・キムの 組織の成功循環モデル があります。

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関係性の質が高まると、結果の質を高まるというポジティブサイクルがうまれます。 逆に結果の質が低くなると、さらに結果の質が落ちるというネガティブサイクルがうまれてしまいます。

ポジティブサイクル

①②③④①②・・と、サイクルするものです。

  1. ①関係の質: 互いに尊重し結果を認め一緒に考える
  2. ②思考の質: 気づきがあり、それらは共有され、当事者意識を持つ
  3. ③行動の質: 自発的且つ積極的に行動する
  4. ④結果の質: 成果がうまれる
  5. ①関係の質: 信頼関係が深まる
  6. ②思考の質: さらに良いアイデアがうまれる

ネガティブサイクル

④①②③④①・・と、サイクルするものです。

  1. ④結果の質: 成果がでない
  2. ①関係の質: 命令・指示が増えたり、押し付け合いや対立が生じる
  3. ②思考の質: 創造的思考はなく、受け身な思考になる
  4. ③行動の質: 命令・指示がないと行動しない
  5. ④結果の質: 結局、成果はうまれない
  6. ①関係の質: 責任のなすりつけ合いなどにより、関係がより悪化する

関係性の質には5段階

関係性の質には5段階のレベルがあります。

  • 1レベル目:必要最低限な関係
  • 2レベル目:属性・個性を知る関係
  • 3レベル目:悩みを分かち合うことができる関係
  • 4レベル目:目的を共有することができる関係
  • 5レベル目:価値観が同化しているような深い関係

肯定性を高める

肯定性というのは、相手の言動や行動を肯定してあげるような性質のことです。 高パフォーマンスチームというのは、肯定性が高いという統計が取れたそうです。 その肯定性比率は5.6です。 (1回否定した後、次の否定までに、平均5.6回肯定しているようなイメージです。)

高パフォーマンスチームの特徴

  • 相互サポートや情熱がある
  • 創造的で開放的な場を作りやすい
  • ディスカッションが肯定的に進められる
  • 肯定性を高める
  • 感謝を増やす
  • ユーモアを交える
  • 毒素を把握する

このような特徴が、コミュニケーションの質を高めることにつながっているようです。

コミュニケーションを壊す毒

高パフォーマンスチームの特徴に「毒素を把握する」とありますが、その「毒素」について説明します。

「四つの危険要素(四毒素)」

  • 非難
  • 侮辱
  • 自己弁護
  • 逃避

コミュニケーションに毒素が発生すると、チームのパフォーマンスを落とし、チームを壊していくと言われています。

毒1:非難
どういうときに発生しているか?
  • 相手の性格、人格、能力に対する批判や攻撃
  • 不満に人格への中傷行為が加わると非難になる
  • 不満:失敗した行動に対して向けられる言葉
どう対処するか?
  • 相手がどんな不満を感じているかを考えて、それに対してどう貢献できるかを伝える
毒2:侮辱
どういうときに発生しているか?
  • 嫌味、皮肉、冷やかし、敵意あるユーモア、冷笑、挑発
  • 相手に対しての強いマイナス感情が土台になることも
  • 侮辱は関係性に最も影響を与え、人の健康にも影響を与える
どう対処するか?
  • 抱えている気持ちを正しく表現して、迷惑だと感じた行動を特定し、状況の理解に努める
毒3:自己弁護
どういうときに発生しているか?
  • 弁解や言い訳
  • 悪いのは自分ではないというメッセージ性
  • 相手を責めることへとつながり、衝突へとエスカレートすることも
どう対処するか?
  • 自分の行動を客観的に認めて、その理由を話す
  • 相手が自己弁護した時は、自分がどのように認識したかを確認する
  • 自分の言ったことを、どのように受けとられているかを確認する
毒4:逃避
どういうときに発生しているか?
  • コミュニケーションの打ち切り、無視、拒絶、引きこもり
  • 他の毒素が先行した後に発生することでさらに毒素発生
どう対処するか?
  • 自分の感情に意識を向けて見る
  • 無言であることの恐れについて考えてみる
四毒素への対応まとめ
  • これらの四毒素は、人間どうしても時々使ってしまうものとして捉える
  • なので、使ってしまったからといって考え込まずに、日常的に使わないように意識するが大切
  • また、相手とどのような関係性を築きたいかを考えて会話することも重要
  • 自分がどんな時に毒素を感じているかに気づくこと
  • またその対応方法をリハーサル(シミュレーション)することも大切
  • 毒素に対して好奇心をもって対応することも有効

ということで、良コミュニケーションを作り出す上で役に立つ四毒素の話でした。